人気観光地の箱根といえば「特急ロマンスカー」「箱根登山バス」「箱根ロープウェイ」「箱根海賊船」など様々な交通機関が充実しています。そんな箱根を電車やバスで移動するなら、お得な「箱根フリーパス」がおすすめです。
当記事では、そんな箱根フリーパスの購入方法や使い方から、フリーパスを活用したおすすめの観光コースまでご紹介します。
箱根フリーパスを使った場合に、交通費がいくらお得になるのか比較もしているので、「箱根フリーパスって何?」という方から、「箱根フリーパスって本当にお得なの?」という方までぜひお読みください。
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目次
箱根フリーパスの買い方
箱根フリーパスとは、箱根で運行している様々な公共交通機関が乗り放題のお得な切符のこと。小田急線各駅の自動券売機にて購入することができます。
買い方はとても簡単で、自動券売機で画面に表示される「フリーパス」というボタンをタッチ。その後は、エリアや出発駅、利用日数(2日/3日)を選択するだけです。画面に従ってタッチしていくだけですからそんなに手間もかかりません。
ただし購入できる切符は「当日から有効分」のみ。旅行前日までに前もって購入しておくことはできません。
券売機をスムーズに操作できれば購入自体は何分もかかるものではありませんので、気持ち余裕を持って駅に到着しておけばスケジュールへの影響もなく買うことができると思います。
※クレジットカード利用可能
※一部の券売機では取り扱っていないそうなので、ご利用予定の券売機で取り扱いされているか事前に確認しておくことをオススメします。
箱根フリーパスの料金
箱根フリーパスの料金は、乗車する電車(出発駅)により販売額が異なります。参考までに新宿駅発の箱根フリーパス料金は以下の通り。
大人料金 | 子供料金 | |
---|---|---|
2日券 | 5,700円 | 1,500円 |
3日券 | 6,100円 | 1,750円 |
※ロマンスカーを利用する場合は、乗車する区間の特急券を別途購入しなければいけませんのでご注意ください。
後述する観光モデルコースのように箱根フリーパスを有効活用すると、大人一人あたり1,000円以上交通費がお得になります。箱根フリーパスに1日券はありませんが、日帰りの場合でも観光プランによっては2日券で元を取ることができます。
箱根フリーパスの料金詳細は、小田急電鉄のホームページで簡単に調べることができるのでチェックしてみてください。
箱根フリーパスで乗車できる乗り物
箱根フリーパスは有効期間中に以下の乗り物が乗り放題!後述しますが、箱根フリーパスで乗れる機関を利用するだけで、しっかりとした箱根観光ルートを周遊することができます。
- 小田急線(購入区間)
- 特急ロマンスカー(購入区間)
- 箱根登山電車
- 箱根登山ケーブルカー
- 箱根ロープウェイ
- 箱根海賊船
- 小田急箱根高速バス(指定区間)
- 箱根登山バス(指定区間)
- 東海バスオレンジシャトル(指定区間)
※特急ロマンスカーは別途、特急料金がかかります。
箱根フリーパスがあると、これだけの乗り物が全て乗り放題。箱根観光に必要な交通機関をほぼ網羅しているので、旅行中に細々とした交通費が都度発生することなく観光を楽しむことができるんです。
乗車できる乗り物の詳細は、小田急電鉄ホームページもチェックしておきましょう。
箱根フリーパス提示で優待価格!提携している観光施設で使おう
箱根フリーパスは約50の施設と提携しています。提携施設で箱根フリーパスを見せると、優待・割引料金で当該施設を利用することができるんです。
提携している施設も、
のように、温泉施設や観光スポットなど様々あります。各施設で入園料金を支払する際に「箱根フリーパス」を見せるだけなので使い方も簡単です。
その他、箱根フリーパスと提携している施設一覧は、コチラのページでご確認ください。
箱根フリーパスを使い倒す、オススメ観光コース
プラン1:日帰り旅行
箱根フリーパスを有効的に使い倒すなら「箱根ゴールデンコース」と呼ばれている観光コースが1番。
電車で行く箱根旅行は、ゴールデンコース(ゴールデンルート)と呼ばれる観光ルートをまわるのが定番です。
箱根フリーパスで様々な交通機関を活用し、1日で箱根の主要な観光スポットをまわりましょう。以下の記事では「箱根ゴールデンコース」を日帰りでめぐる観光コースを紹介しています。
電車で行く箱根日帰り旅行!ゴールデンコース逆回りで観光スポットを巡る。
上記プランで観光すると、新宿駅発着の交通費総額が以下の通りお安くなります。
- 【都度現金払いした場合】
- 料金6,300円
- ※内訳:新宿駅-(小田急線880円)-箱根湯本駅-(箱根登山バス960円)-箱根神社入り口/元箱根港-(箱根海賊船 1,000円)-桃源台駅-(箱根ロープウェイ 1,450円)-早雲山駅-(箱根登山ケーブルカー 420円)-強羅駅-(箱根登山鉄道 400円)-箱根湯本駅-(小田急線 1,190円)-新宿
- 【箱根フリーパス2日券】
- 料金5,700円
2日券を日帰り(1日で)利用しているにも関わらず、途中下車せず移動するだけでも箱根フリーパスのほうが安いという結果に。
プラン2:1泊2日旅行
箱根旅行は都心など近くからでしたら日帰りでも可能ですが、1泊2日にすると時間に余裕が生まれて観光スポットの選択肢が増えます。
以下の記事では、1泊2日を想定して王道の旅行プランをご紹介しています。より多くの観光スポットへ行きたい方は、ぜひ1泊2日で楽しみください。(日帰りでも元を取れるぐらいなので当然かもしれませんが、こちらの観光プランでも箱根フリーパスを使ったほうが交通費は安くなります。)
電車で行く1泊2日の箱根旅行!王道の観光プランで箱根を満喫
箱根旅行プランは他にもご紹介しています。あわせてお読みください。
箱根旅行の記事一覧へ
箱根フリーパスの注意点
箱根フリーパスを利用する際の注意事項は2つあります。
特急ロマンスカーに乗車するなら他に特急券が必要
小田急線の購入区間も利用できる箱根フリーパスですが、特急ロマンスカーに乗車するなら他に特急券も必要です。
特急料金は、新宿駅-箱根湯本駅間で片道1,090円。詳細はロマンスカー料金表をご確認ください。
箱根登山バスは利用できるが、伊豆箱根バスは利用できません
箱根登山バスと同じく箱根を運行している「伊豆箱根バス」では、箱根フリーパスを利用できません。
箱根登山バスと伊豆箱根バスは運行路線が一部重複しておりバス停が同じ場所にあります。わかりにくく感じることもありますが、箱根フリーパスを有効活用したい場合は伊豆箱根バスに乗車しないようご注意ください。
ちなみに、伊豆箱根バスは青赤緑の三本ラインが目印です。
まとめ|箱根フリーパスの買い方・使い方・オススメ観光コース
今回は、「箱根フリーパス」の買い方や使い方、1日2日の観光コースをご紹介しました。
箱根の様々な交通機関が乗り放題になる「箱根フリーパス」を有効活用すれば、それだけで主要観光スポットをお得に巡ることができます。2日券または3日券の販売ですが、1日だけの(日帰り)利用でも2日券の元を取れるお得なチケットのため、電車で行く箱根旅行では積極的に活用していただくことをおすすめします。
まず当記事を参考に、箱根フリーパス買い方・使い方・料金・対応交通機関・提携施設をおさえておき、素敵な箱根旅行を計画してみてください。