日本国内でも人気観光地の一つである熱海。都心からのアクセスがよく、日帰りや1泊2日でも気軽に行ける観光地です。
今回はそんな熱海を1泊2日で満喫すべく、電車で行く王道的な観光プランをまとめましたのでご紹介します。
熱海市のなかでも今回はこのようなスポットを観光します。
電車で旅行に行くと現地での移動手段に悩んでしまうこともあるかもしれませんが、当記事でご紹介するモデルコースどおりに移動すればスムーズに観光することができますよ。
熱海に行ったら泊まりたい!おすすめの温泉旅館・ホテル10選
電車で行く熱海旅行は新幹線と路線バスの利用がおすすめ
熱海の特徴でありオススメポイントの一つは、やっぱりアクセスがいいところ。東京からは東海道新幹線(ひかり・こだま)のほか、特急踊り子号、快速アクティーなど、どれに乗車しても乗り換えいらずです。
とくに新幹線は、東京から熱海まで1時間もかからず(新幹線によるが40分前後)に移動できるので、小さな子供連れのファミリーなどにもオススメです。
熱海駅に到着したら手荷物を預けて身軽に
JR熱海駅に到着しました。すぐさま観光!と行きたいところですが、まずは大きな手荷物を預け身軽になりましょう。
熱海駅周辺にはコインロッカーもありますが、オススメするのは駅前ATAMIX(アタミックス)の1階にある「熱海手荷物預かり所」。大きさ問わず、荷物1個あたり300円で1日預けることができます。
コインロッカーのように空いている場所を探す必要もなく、なによりコインロッカーよりも安く預けられるので熱海旅行で利用しない手はありません。
熱海旅行では荷物をコインロッカーではなく「熱海手荷物預かり所」に預けよう
旅行1日目は東海バス「湯~遊~バス」で観光!1日乗車券を購入
手荷物預けて身軽になったら、同じATAMIX(アタミックス)1階にある東海バスの熱海駅前案内所に向かいます。
今回の観光コースでは、熱海の観光名所を運行する「湯~遊~バス(以降、周遊バス)」を利用するので、その「1日乗車券」を購入します。(大人一人700円)
周遊バスは1回250円払えば乗車できますが、1日券なら何度でも乗車できるのと、提携している観光スポットで提示すると入場料金が少し割引されたりなどお得になるチケットなのでオススメです。
黄色の車体に「湯~遊~バス」と書かれているのが目印!詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
熱海を観光するなら湯~遊~バス1日乗車券(フリーパス)がおすすめ!買い方・使い方・バス乗り場などをご紹介
熱海といえば海!熱海サンビーチ周辺を散策
熱海駅のバス停から周遊バスに乗車したら、最初の観光スポットとして「お宮の松」か「サンビーチ」いずれかのバス停で下車してください。熱海駅からお宮の松でしたらバス停3つ分、およそ5分ぐらいで到着します。
ここでは有名な「お宮の松」で写真を撮ったり、海風を浴びながら散歩してみたりと、熱海らしく海沿いでのひとときを楽しみましょう。
※所要滞在時間(目安):30分
フォトジェニックな熱海プリンカフェ2ndで軽食&スイーツ
サンビーチ周辺を散策したら、その流れで熱海銀座商店街にある「熱海プリンカフェ2nd(セカンド)」を目指します。ここが次の目的地。
サンビーチからは5分ほど歩けば到着しますのでそう遠くありません。
人気の熱海プリンをはじめとするスイーツを販売しています。小腹が空いているならシフォンケーキやクリームパンもオススメ。
可愛らしい商品パッケージ、お風呂をコンセプトにした店舗デザインなど、見ているだけでも楽しい店舗。写真映えするお店ですので、カメラを持って買い物やイートインスペースでの食事を楽しんでください。
※所要滞在時間(目安):30分〜
お風呂でプリンを楽しむ?!フォトジェニックな熱海プリンカフェ2nd(セカンド)へ
銀座周辺には食事処も多数あるので、しっかりランチを食べたい方は周辺で食べておくとこの後の観光もスムーズです。
アタミロープウェイや熱海城から見下ろす熱海の絶景
次の目的地までは再び周遊バスで移動します。
熱海プリンカフェ2nd近くのバス停は「銀座」。ひとつ手前の「サンビーチ」もそれほど距離は変わりませんので、都合に合わせてご選択ください。
バス停「銀座」から周遊バスに乗って約12分、バス停「熱海城」で下車しましょう。
熱海城は歴史的に実在したお城ではありませんが、1959年に建造されて以降、熱海随一の眺望スポットとして愛されているようです。
城内では足湯とともに絶景を楽しんだり、時間があれば隣接しているトリックアート迷宮館に入ってみたりと楽しめます。
※熱海城やトリックアート迷宮館は周遊バス1日乗車券を提示すると、大人一人あたり100円の割引があります。
営業時間 | 9時~17時、入場は16時30分まで |
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定休日 | 年中無休 |
入場料金 | 大人1,000円 小・中学生500円 4〜6歳350円 3歳以下は無料 ※ 周遊バス1日乗車券を提示すると割引あり |
駐車場 | 1回500円 |
※所要滞在時間(目安):60分〜
アカオハーブ&ローズガーデン内のコエダハウスで至福のひととき
熱海城で再び周遊バスに乗車したら、続いて「アカオハーブ&ローズガーデン」まで移動します。
アカオハーブ&ローズガーデンは、四季を通じて花々を楽しめる熱海でも有数の観光スポットです。広大な敷地に点在する12のガーデンで季節の花々を鑑賞することはもちろんですが、今回の観光で1番の目的は敷地内の「COEDA HOUSE(コエダハウス)」というカフェ。
敷地内に入るには、まずはアカオハーブ&ローズガーデン入り口で入園料金を支払いします。ここでも周遊バス1日乗車券提示で割引がありますので忘れずに。
入園したら園内専用の無料シャトルバスに乗車してまずは頂上まで移動します。
無料シャトルバスを下車するとすぐにCOEDA HOUSE(コエダハウス)が見えてきます。
全面ガラス張りの特徴ある外観、建物を中心で支えている木組された大きな柱、テーブルトップガラス張りの開放感ある店内など、とてもオシャレなカフェで至福のひととき。
珈琲を片手に熱海の絶景を楽しみながら休憩してみたり、外に出て海風を浴びたり、海に向かってこぐ「空飛ぶブランコ」に乗ってみたりと、子供から大人まで楽しめます。
奇抜でお洒落、でも落ち着く。熱海の絶景カフェ「COEDA HOUSE コエダハウス」へ。
コエダハウスの食事メニューにはバウムクーヘンやタルトなど軽食しかありません。ここでしっかり食事を済ませようと思った方は、アカオハーブ&ローズガーデンの入口にある「イタリアンレストラン ミッレフィオーレ」をご利用されてはいかがでしょうか。
入り口までは無料シャトルバスで戻ってもいいですし、時間があれば12個のガーデンに咲く花々を鑑賞しながら坂を下りるのもいいですよ。
※所要滞在時間(目安):75分〜
熱海駅まで戻って周辺の商店街を散策
アカオハーブ&ローズガーデンから再び周遊バスに乗車したら熱海駅まで戻りましょう。熱海駅までは約15分です。
熱海駅に着いたら、旅館のチェックイン時刻まで駅周辺の商店街を散策しましょう!「仲見世商店街」と「平和通り商店街」という2つの商店街が駅からすぐの場所にあります。
干物、練り物、甘味、カフェなど商店街には様々なお店がありますので食べ歩きも楽しめます。このタイミングでお土産品を購入してもいいですが、荷物になってしまうので個人的には2日目に時間を取ることをオススメします。
※所要滞在時間(目安):30分〜
予約していた旅館へチェックイン!熱海温泉で癒やしのひとときを。
熱海駅周辺の商店街散策を済ませたら、宿泊先のホテル・旅館にチェックインしましょう。
熱海には様々なホテル・旅館があります。アクセス第一でしたら駅近のほうがいいですが、旅館によっては熱海駅までの無料送迎付きのところもありますので、希望に合う旅館をお探しください。
客室内に半露天風呂の温泉付き、純和風の温泉旅館を希望でしたら「熱海 三平荘」の離れ和室がオススメです。地元の食材を使った会席料理も美味しくてとても気に入っています。
熱海温泉の老舗旅館 三平荘に宿泊!半露天風呂付きの離れ和室が素晴らしい。
2日目、チェックアウトしたら電車に乗って来宮神社へ
熱海旅行2日目、チェックアウトを済ませたら熱海駅まで移動。昨日同様に荷物を預けるべく、まずは「熱海手荷物預かり所」へ。
その後は熱海駅からJR伊東線に乗車し、お隣の来宮駅にある「来宮神社」を目指します。JR伊東線の本数が少ないため、電車の時刻は事前にチェックしておきましょう。
来宮駅から来宮神社までは歩いて5分ほど。
来宮神社の御神木であり国指定天然記念物でもある大楠(おおくす)は、樹齢2000年を超え、本州1位の巨樹があることで有名。日本屈指のパワースポットともいわれています。
※所要滞在時間(目安):30分〜
熱海旅行で日本屈指のパワースポット「来宮神社」へ。樹齢2千年の大楠に圧倒される
熱海駅まで戻ってから海鮮ランチ
来宮神社参拝後は再び熱海駅まで戻ります。帰りも電車移動をオススメしますが、時間が合わなければ道中をのんびり散策しながら歩いたり、来宮神社前のバス停から路線バスで熱海駅まで帰る方法もあります。
熱海駅に着いたらランチにしましょう。2日目のランチは駅から近くて美味しい魚料理を食べられる「囲炉茶屋(いろりちゃや)」がオススメです。
個人的なお気に入りのメニューは一度で三度美味しい「鯵(アジ)のまご茶膳」。他にも干物や海鮮丼などたくさんの魚料理がありますので立ち寄ってみてください。
熱海駅周辺で海鮮ランチ!囲炉茶屋で美味しい魚料理を食べてきた。
商店街を散策しながらお土産品を購入
1泊2日の熱海旅行、観光や食事もこれでひと通り終了です。最後に駅前の商店街でお土産品を購入しながら、帰りの新幹線の時刻を待ちましょう。
平和通り商店街にある御菓子処「一楽(いちらく)」は、こだわりを感じる品々を販売しています。お土産に甘い物をお探しでしたら立ち寄ってみてください。
熱海駅前商店街で甘いものをお土産に。御菓子処 一楽(いちらく)へ。
お土産品の買い物も済ませた後は、熱海駅前の足湯「家康の湯」で旅行の歩き疲れを癒やしましょう。
お湯はもちろん天然温泉。しかも毎日16時になったらすべて抜き、翌朝清掃して新しい湯を入れるという、しっかりと手入れされている施設なんです。もしタオルがなくても、自動販売機でオリジナルタオルを1枚100円で販売しているのでご安心ください。
営業時間 | 9:00~16:00 |
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定休日 | 無休 |
住所 | 静岡県熱海市田原本町11-1(熱海駅前) |
料金 | 無料 |
タオル | 1枚100円の自販機あり |
電車で行く1泊2日の熱海旅行プランまとめ
今回は電車で行く1泊2日熱海旅行のモデルコースとなる観光プランを紹介しました。熱海の海、魚料理、絶景など、主要な観光スポットを満喫できるコースですので、これから熱海旅行を計画される方は参考にしていただけると幸いです。
熱海は人気観光地ということもあり、連休中の道路は自家用車で旅行に来ている観光客で混雑します。ときに路線バスもその影響で遅延することもありますが、今回ご紹介したプランは比較的時間に余裕を持たせているので安心してまわれるかと思います。
旅行中の交通費
- 新幹線(東京ー熱海往復):7,340円
- 東海バス「湯~遊~バス」1日乗車券:700円
- JR伊東線(熱海ー来宮往復):288円
今回は東京から電車で行く熱海旅行を想定しています。そのため1泊2日で交通費は合計8,328円になりました。特急踊り子号にすればもうちょっと安くなりますが、乗り換え無しの40分前後で行けてしまうラクさには敵いません。
今回ご紹介した観光スポット以外にも、熱海にはたくさんの魅力があります。首都圏からのアクセスの良さ、温泉、グルメ、絶景スポットなど、おすすめポイントは盛り沢山!
1泊2日で十分に楽しめますので、気になる温泉宿を予約して是非訪れてみてください。