2017年に登場したiPhoneX/8/8Plusを皮切りに、その翌年発表されたiPhoneXS/XS Max/XRも全てワイヤレス充電の国際標準規格「Qi(チー)」に対応しています。
Qi対応のワイヤレス充電器は様々なメーカーから市販されておりますが、2018年10月時点では肝心のApple純正品が未発売ということも影響してか、周りで利用しているユーザーはまだそこまで多くありません。
そこで今回はスマホ・パソコン周辺機器メーカーのDodocool社よりサンプル提供いただいたQiワイヤレス充電器をレビューしながら、ワイヤレス充電器のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
dodocool Qiワイヤレス充電器を開封レビュー
さっそくdodocool Qiワイヤレス充電器をご紹介していきます。まずは製品仕様を簡単に。
製品仕様
メーカー | dodocool |
---|---|
サイズ(実測値) | 97mm×97mm×10.5mm |
重さ | 69g |
カラー | ブラック1色 |
インターフェース | USB Type-C 1口 |
dodocool製Qiワイヤレス充電器本体への電源供給は付属のUSBケーブル(Type-C – Type-A)で行います。その他充電状況を示すLEDライトが付いているぐらいで余計な機能もなく、非常にシンプルな製品です。
公式サイトから対応モデルをピックアップしてご紹介すると、以下のように多数のモデルが掲載されています。
・Samsung Galaxy Note8 / S8 / S8+ / S7 / S7 edge / Note 5 / S6 / S6 edge / S6 edge+
・iPhone X / 8 Plus / 8
・Nexus 7 (2nd Gen) / 6 / 5 / 4 />
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薄型軽量で取り扱いも簡単なdodocool製Qiワイヤレス充電器
「dodocool」「Cool Your Life」とだけ記載されたシンプルなパッケージに入れられてQiワイヤレス充電器が到着。こちらの想像以上に軽くて箱を持った瞬間思わずビックリ。
パカっと開封するとQiワイヤレス充電器本体の姿。その下にUSBケーブルが同梱されています。
箱の中身を全部取り出しました。とは言っても、中に入っているのはQiワイヤレス充電器本体とUSBケーブル(Type-C – Type-A)だけ。
iPhoneXと並べてみます。正方形型のdodocool Qiワイヤレス充電器の長さは97mmほど。カラーは落ち着いたマットブラックですので、家のどこに設置しても悪目立ちしません。
スマホを置く中央部は滑り止め兼デバイス保護用にゴムパッド(アルファベット「C」の部分)されています。
側面にはUSB-C端子を搭載。付属のUSBケーブルをここに接続し、反対側をスマホのUSB電源アダプタに接続することでQiワイヤレス充電器への電源供給は完了。
USB-C端子の隣には緑と青に光るLEDライトを搭載しており、待機中・充電中を示してくれる仕様。
dodocool Qiワイヤレス充電器は裏側四隅にも滑り止めが配置されています。充電器本体はとても軽量ですが、この滑り止めがあるおかげで設置場所から動きにくいので良いですね。
dodocool Qiワイヤレス充電器でiPhoneを充電してみた
普段iPhoneの充電用に用いている電源アダプターに、dodocool Qiワイヤレス充電器付属のUSBケーブルを接続。
Qiワイヤレス充電器本体に電源供給され、且つ何も充電していない待機中には緑色のLEDライトが点灯します。
スマホケースを外したiPhoneXをdodocool Qiワイヤレス充電器に置いてみます。するとLEDライトは青色に変わり、iPhoneの充電が開始されました。
iPhoneXの厚さ7.7mmに対し、Qi ワイヤレス充電器は10.5mmと数ミリ厚いものの、十分薄型なモデルです。
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dodocool Qiワイヤレス充電器の良いところ・イマイチなところ
ここからはdodocool Qiワイヤレス充電器を使ってみて良かったところやワイヤレス充電の良さ、そして反対にイマイチなところまでお伝えしていきます。
置くだけで充電スタート!dodocool Qiワイヤレス充電器は縦横斜めどの向きでもOKで使いやすい
Qi対応のワイヤレス充電器は各メーカー様々な形状の製品を販売していますが、dodocool Qiワイヤレス充電器は縦横斜めどの向きにスマホを置いても充電可能なので使いやすい。
画像の通り、スマホを中央に置きさえすれば縦置き・横置き・斜め置き問わず充電できます。スタンド型のように決まった場所にセットする必要なく、サッとワイヤレス充電器に置くだけで充電し始められる手軽さが便利です。
ワイヤレス充電器設置でiPhone付属のLightningケーブルの断線から解放される
Qiワイヤレス充電器を導入すると、iPhone本体にケーブル抜き差しをする頻度頻度が一気に減ります。これによってLightningケーブルの断線であったり、iPhone本体の破損トラブルが発生する頻度が低下します。
つまり、ワイヤレス充電で利便性が向上するだけでなく、物理的な故障の発生を減らしてくれるわけです。
僕も過去にiPhone付属のLightningケーブルを断線してしまったことがあるのですが、ケーブルにとって1番負荷がかかるのは抜き差し時。
Qiワイヤレス充電器を導入すれば日常的に抜き差しする頻度が減り、こうしたリスクから一気に解放されるわけです。
これでもう「断線しにくいLightningケーブル」を購入する必要もなくなりますね。
dodocool Qiワイヤレス充電器は過熱保護機能でスマホを保護
充電しているとスマホ本体の温度が上昇することがあります。これは本機に限る話ではなく、他のワイヤレス充電器や充電ケーブルを使っているときも同様です。
温度上昇自体を避けることはできませんが、dodocool Qiワイヤレス充電器ならその上昇が50度以上の高熱になってしまった時、過熱保護としてワイヤレス送電が停止するようできています。
大切なスマホの故障を防ぐため、こうした予防措置が搭載されていると使っていても安心です。
充電スピードは有線より遅い
Qiワイヤレス充電のデメリットの1つに、充電に時間がかかることがあげられます。
「あと●分で外出するから急いで充電したい!」
とお急ぎの時は、ワイヤレス充電ではなくケーブルを直挿しして充電しましょう。
Qi非対応のスマホケースを装着しているとワイヤレス充電不可
Qiワイヤレス充電器はスマホケースを装着していると正常に充電できません。しかし素材や形状によっては装着したままでも充電可能です。
例えばこちらは「Spigenのリキッド・クリスタル」というスマホケースを装着したiPhoneX。ケースを着用したままdodocool Qiワイヤレス充電器に置いてもきちんと充電開始します。
同じく「Spigenのウルトラ・ハイブリッド」を装着したiPhoneXSでも無事に充電することができました。
これらはいずれもQiワイヤレス充電器に対応したスマホケースですので充電できますが、そうでないモノはケースを外さなければ充電できないことがあるのでご注意ください。
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dodocool Qiワイヤレス充電器まとめ
dodocool Qiワイヤレス充電器は、次のような方には特にオススメ!
- 充電ケーブルの抜き差しを面倒に感じている方
- 会社の同僚や家族と充電ケーブルを共同で使用している方
- 過去にiPhone付属のLightningケーブルを断線して買い直したことがある方
もちろん上記に該当しない方でも便利に感じると思います。今、当たり前のように行っているスマホへの充電ケーブル抜き差しも、Qiワイヤレス充電器によって一度解放されてしまうと元の生活には戻れません。
日々のルーティーンがちょっと便利になるだけかもしれませんが、こうしたことの積み重ねからも生活の質は高まっていきます。手頃なお値段で導入できますし、Qi対応のスマホユーザーでしたら自宅に1台導入を検討してみてはいかがでしょうか。