我が家にGoogle Home Mini(グーグルホームミニ)がやってきて数ヶ月。もうすっかりうちに溶け込んだ。
目的はとくになく、届いてから考えればいいやと反射的に購入。届いた時もワクワク期待はしつつも、心の何処かで「スマートスピーカーって本当に必要なのか?」という疑問はありました。
今でもまわりに聞いてみると、
「スマートスピーカーって何ができるのかよくわからない」
「音声で指示できるといっても自宅ではあまり音楽を聴かないから必要性を感じない」
そんな意見が目立ちます。
僕もGoogle Home Miniを手にするまではそう思っていたので、その気持ちはよくわかります。
しかし実際に使い続けてみたらよくわかりました。Google Home (Mini)は僕らの生活の質(QOL)をほんの少し高めてくれる「ライフアシスタント」だったのです。
Google Homeレビュー
まずは「Google Home」と「Google Home Mini」の仕様や違い、商品デザインについてご紹介します。
Google Homeでできること、Miniとの違い
製品名 | Google Home | Google Home Mine |
---|---|---|
サイズ/重量 | 直径:96.4mm 高さ:142.8mm 電源ケーブル:1.8m 本体重量:477g |
直径:98mm 高さ:42mm 電源ケーブル:1.5m 本体重量:173g |
カラー | 1色(別売品でベース部分を変更可能) | 3色(チョーク・チャコール・コーラル) |
スピーカー性能 | 2インチドライバ・2インチデュアルパッシブラジエーター搭載のハイエクスカーションスピーカー | 40mmドライバー採用の360サウンド |
本体タッチ面 | 本体上部(音量調整や停止、ミュートなど) | 本体上部(音量調整や停止、ミュートなど) |
Google HomeとGoogle Home Miniの違いはサイズ、カラー、スピーカー性能。できることやできないことなど、機能に関する違いはありません。
選び方に迷った時は、音質へのこだわりや設置場所のスペースを考えて選ぶのが良いでしょう。僕はGoogle Home Miniのチョークカラーを購入しました。
できること(機能例)
Google Homeはそれ単体の機能のほか、様々な機器・サービスと連携することでできることがたくさんあります。ここでは「Google Homeでできること」として一例をご紹介します。
Google Home Mini開封レビュー
Google製品らしいシンプルなパッケージです。
箱を開けるとそこにはGoogle Home Miniの姿。
中身はGoogle Home Mini本体、電源アダプターとケーブル、クイックスタートガイド。余計なものは入っておりません。
丸くて手のひらサイズのボディはかわいらしい。
ボディは小さくて軽いけど、底がゴム素材のためズレにくい設計です。
電源ケーブルはこちらに接続。その隣はマイクをオフにするミュートスイッチ。
話しかけると上部のライトを光らせながら応答してくれます。
Google Home活用方法
毎朝「今日の天気や最新ニュース」を聞くのが日課です
朝起きてまず最初に何をしますか?顔を洗う、歯を磨く、シャワーを浴びる、水を飲むなど、人それぞれお決まりの行動パターンがあるはずです。
僕も毎朝ルーティーンのように行うことがいくつかあります。今ではその中に、「Google Home Miniへ今日の天気や最新ニュースを聞く」ことが追加されました。
天気予報なんてスマホアプリやテレビで確認することも可能ですが、Google Homeなら「OK Google おはよう」と声をかけるだけ。スマホやリモコンを手に取る必要なく、外出する準備をしながらでも、今日の天気や最新ニュースを確認できるので1番効率的なんです。
作業中のBGMをSpotifyで再生
この記事を書いている今もまさにそうですが、その日のコンディションによって、僕は音楽を聴きながら作業をします。仕事柄自宅で作業することも多いので、そんな時はGoogle Home MiniとSpotifyで音楽を再生するようになりました。
作業途中で音楽を流したくなっても、「OK Google ◯◯を再生して」と声をかけるだけ。手を止めずに操作できるのはやっぱりすごく便利です。
Google Home Miniの音質は良いとはいえませんが、決して悪くもない。作業用BGMとして気分にあったプレイリストを部屋に流すことが目的なら、正直全然気になりません。
音をもっと楽しみたい時や遮音性が欲しい時、またはカフェなど出先であれば、お気に入りのSHUREのイヤホンやワイヤレスイヤホンBOSE SoundSport Pulseで聴きます。シーンにあわせて使い分けるのがいいですね。
Nature Remoなどを使ってテレビ・レコーダー・エアコンなどを音声操作
Google HomeやAmazon Echoなどスマートスピーカーは、音楽の再生、ニュースや天気の確認など、それ本体とアプリを使ってできる機能が一般的に知られています。
しかし僕は、そんな基本的な使い方だけでGoogle Homeを「ライフアシスタント」と呼ぶわけではありません。
Google Homeには、Chromecast、Philips Hue、Nature Remoなど対応製品があります。これらを組み合わせることで、Google Home Miniの存在感は我が家で一気に高まりました。
対応製品の中でも現在最も重宝しているのが「Nature Remo」というスマートリモコン。エアコン・テレビ・照明など、あらゆる機器のリモコンを登録。それをGoogle Homeと連携させ、声一つで自宅のあらゆる家電を操作できるようになるんです。
「OK Google ◯◯」
このひと声でリビングの照明を消灯させたり、エアコンをオフにしたりと、いちいちリモコンを取りにいったりスイッチを押す必要ないんですよね。まさにコレ1台で自宅を簡単にIoT化できる製品!
ただ僕は、全ての家電を音声でコントロールしようとは思っていません。すぐ近くにリモコンがあり手に取ることができるなら、リモコンのほうがスムーズなこともあるからです。
細かな操作を必要とする状況も同様です。あくまで利便性の向上に繋がることを前提に見極めながら、自宅のIoT化を進めていきたいと思っています。
Nature Remoは本当に便利ですので、また別の機会に詳しくご紹介します。
Google Homeでできないこと
音声認識精度は高い。でもたまに間違えます。
Google Homeの音声認識精度は高いです。マルチユーザーにも対応しているので、例えば事前に家族の音声を登録しておけば音声を聞き分けて応えてくれます。
でも早口だったり不明瞭に話しかけると、一部正しく聞き取れないようで対応を間違えることがあります。
最初はうまくいかないこともあると思いますが、どのように話しかければ正しく認識してくれやすいのか、使っていきながら慣れることが必要です。
アラーム音を指定することができない
「OK Google 明日の午前7時に起こして」
「OK Google 3分後にアラームをセットして」
Google Homeはそう伝えるだけで簡単にアラームをセットすることができます。料理中などスマホを操作できない状況でアラームをセットできるのは結構便利。
でも残念ながら、アラーム音を任意に設定することはできません。Googleアシスタントの言語設定を英語すれば指定することができるようですが、日本語にはまだ対応していないようです。
Googleカレンダーへ予定を追加登録できない
僕はGoogleカレンダーで仕事やプライベート全てのスケジュールを管理しています。Googleアカウントにログインさえすれば、スマホやPCから予定の追加・確認できるので非常に便利です。
今ではそれをSlackと連携し、複数のメンバーと共有もしています。
Google Homeは「OK Google 今日はどんな日」と聞くと、設定したGoogleカレンダーに登録している予定を読み上げてくれる機能があります。
しかし今はあくまで登録済みの予定を読み上げするだけで、新たな予定を登録することはできません。Googleカレンダーやリマインダーへ音声だけで新規登録できるようになるとまた一つ便利になりそうだなと期待しています。
レビューまとめ|気がつくとGoogle Homeは生活をサポートしてくれていた。
「Google HomeやGoogle Home Miniって本当に必要なの?」
その問いに今の僕なら、「なくてはならない物ではないけれど、あると生活の質(QOL)をほんの少し高めてくれるモノ」と答えるでしょう。
Google Home (Mini)本体の機能だけに期待するのではなく、必要な対応製品を連携させ、一人ひとりにあったライフアシスタントにしていくことが大切です。スマートスピーカーに全てを任せるのではなく、その時の状況や求める操作に応じて使い分けていきましょう。
僕自身もまだその一部を体験したに過ぎません。スマートスピーカーにはまだ様々な可能性を感じていますので、今後も自宅をIoT化しながら積極的にレビューしていきます。
音質にこだわりたい方は少し大きいGoogle Homeをどうぞ。