「iPhoneケース選びでSNSやAmazonをみていると『Spigenのクリアケース』が良さそうなんだけど、モデルが色々とあって何が違うのかわからない」
この記事は、このような方に向けて書いています。
毎年、新型iPhoneが発売される度に買い換えしている僕ですが、新しいiPhoneを入手すると決まって購入しているのがクリアケース(透明ケース)。
美しいiPhoneのボディをケースで覆い隠すことなく保護性能を高めてくれるクリアケースは、買ったばかりのiPhoneが持つ魅力を安全に最大限に楽しませてくれるのが特徴です。
そんなiPhone用のクリアケースも今ではたくさんのメーカーから発売されています。なかでもおすすめなのがSpigen(シュピゲン)のクリアケース。品質や使い勝手などが非常に優れていて、ここ数年は毎年ひとつはSpigenのクリアケースを購入しているほどのお気に入りです。
でも、Spigenの「公式サイト」や「Amazonストア」を見てもらうとわかりますが、クリアケースといっても何種類もあるので、とくに初めての方には何がどう違うのかイマイチわかりにくいんですよね。
そこで当記事では、あなたのクリアケース選びに参考になればと思い、Spigenのクリアケースについて違いを比較していきます。
今すぐ購入したい方はこちら
Spigenのクリアケースに使用されている主な素材
クリアケースの違いを説明する前に、Spigenのクリアケースに使用されている主な素材2つを簡単に理解しておきましょう。
TPU素材(熱可塑性ポリウレタン)
TPU素材は、後述するポリカーボネートとシリコンの良いとこ取りをしたようなもの。
弾力性があり衝撃吸収性に優れていて、「iPhoneの保護」という本来の目的に適しています。
またシリコンに比べ硬く引っかかりもなく、適度なグリップ感もあるので、出し入れしやすかったりホコリも付きにくい素材です。
デメリットとしては長期間使い続けていくうちに黄色く変色するところ。
ポリカーボネート素材
ポリカーボネート素材は、いわゆるハードケースと呼ばれるケースに使用されているプラスチック素材です。
硬くて衝撃に強く透明度も高いことからクリアケースに向いています。
また使い続けてもTPU素材のような変色はありません。
硬いのでボタンは保護できない形状になっていたり、TPUと比べ滑りやすさもあります。
短期的に考えれば圧倒的にTPU素材のクリアケースをおすすめしますが、1年など長期使い続けても透明度を保てるのはポリカーボネート素材です。
ドットパターン有無による違い
素材ではありませんが、Spigenのクリアケースがモデルによって施しているドットパターンについても説明しておきます。
ドットパターン有りのケースをよく見ると、小さなドット柄が施されているのがわかります。
ドットパターンを施す理由は、スマホとケースが触れる際に生じるにじみを防ぐため。しかし極小とはいえケースの透明度は若干劣るので見た目の違いは理解しておきましょう。
Spigenクリアケースの特徴・違いを製品別にご紹介
それではここから、Spigenクリアケースの特徴を製品別にご紹介します。
なおSpigenのクリアケースはiPhoneをはじめとする各スマホに対応していますが、カラーバリエーションなど細かな部分は対応スマホによって異なるケースもありますので詳しくは商品ページをチェックしてください。
リキッドクリスタル
リキッドクリスタルは、丈夫で柔軟性のあるTPU素材のクリアケースです。ボタンを含む側面から背面までをカバーするので落下時などにiPhoneをしっかりと保護します。
スリムな形状で適度なグリップ感もあるので、出し入れやボタン操作など取り扱いのしやすさも間違いありません。
ケースの内側には極小のドットパターンが施されているので、本体背面とケースが触れる際に発生するにじみを防ぎます。
特徴
- シンプルでスリムな透明ケース
- 全面TPU素材
- フチを高く設計してディスプレイとカメラを保護する安心設計
- サイドボタンは立体カバーに、コネクタ等の部分はカット
- 四隅にはエアクッションを施し衝撃を吸収
- 背面をよく見ると極小のドットパターンが施されている
- ワイヤレス充電対応
こんなあなたにおすすめ!
安いけど品質のいいシンプルなクリアケースをお探しの方におすすめです。
詳細はこちら
>>【レビュー】iPhoneケース「Spigen リキッドクリスタル(クリアケース)」
ラギッドクリスタル
ラギッドクリスタルは、丈夫で柔軟性のあるTPU素材のクリアケースです。その特徴はリキッドクリスタルと似ているのですが、四隅に施されている大きめのエアクッションと米軍MIL規格を取得しているところが違います。
エアクッションのサイズの違いから、見た目も四隅がちょっと出っ張ったデザインです。
特徴
- シンプルな透明ケース
- 全面TPU素材
- 米軍MIL規格を取得
- フチを高く設計してディスプレイとカメラを保護する安心設計
- サイドボタンは立体カバーに、コネクタ等の部分はカット
- 四隅にはエアクッションを大きく施し衝撃を吸収
- 背面をよく見ると極小のドットパターンが施されている
- ワイヤレス充電対応
こんなあなたにおすすめ!
安いけど品質のいいシンプルなクリアケースが良いけど、保護性能にちょっとこだわりたい方におすすめです。
ウルトラハイブリッド
ウルトラハイブリッドは、丈夫で柔軟性のあるTPU素材を側面に、硬く透明度の高いポリカーボネート素材を背面に使用したハイブリッドなクリアケースです。
リキッドクリスタルやラギッドクリスタルと違いドットパターンが施されていないので、ケースの透明度は非常に高いのも特徴。
四隅のエアクッションなど保護性能もしっかりしており、まさにTPUとポリカーボネート両素材の良いとこ取りをしたケースです。
特徴
- シンプルでスリムな透明ケース
- 側面はTPU素材、背面はポリカーボネート素材
- 米軍MIL規格を取得
- フチを高く設計してディスプレイとカメラを保護する安心設計
- サイドボタンは立体カバーに、コネクタ等の部分はカット
- 四隅にはエアクッションを施し衝撃を吸収
- 背面にポリカーボネートを使用することで透明度が高く、経年による変色の心配もない
- ワイヤレス充電対応
こんなあなたにおすすめ!
とにかくシンプルに透明なケースをお探しでしたらこのケース。
保護性能や持ちやすさ、長期間キープできる透明度の高さなど、TPUとポリカーボネートを良いとこ取りしたウルトラハイブリッドは、iPhone本来の美しさを楽しみながらもしっかり保護しておきたい方におすすめです。
詳細はこちら
>>【レビュー】iPhoneケース「Spigen ウルトラハイブリッド(クリアケース)」
ウルトラハイブリッドS
ウルトラハイブリッドSは、ウルトラハイブリッドをベースに背面にキックスタンドを搭載したクリアケース。素材など基本的な部分はウルトラハイブリッドと違いはありません。
キックスタンドを使えばiPhoneをテーブルなどに自立させることができます。
特徴
- シンプルでスリムな透明ケース
- 側面はTPU素材、背面はポリカーボネート素材
- 米軍MIL規格を取得
- 背面にキックスタンド搭載
- フチを高く設計してディスプレイとカメラを保護する安心設計
- サイドボタンは立体カバーに、コネクタ等の部分はカット
- 四隅にはエアクッションを施し衝撃を吸収
- 背面にポリカーボネートを使用することで透明度が高く、経年による変色の心配もない
- ワイヤレス充電対応
こんなあなたにおすすめ!
iPhoneで長時間動画を視聴するなど、スタンド付きのクリアケースが良さそうな方におすすめです。
クリスタルハイブリッド
クリスタルハイブリッドは、丈夫で柔軟性のあるTPU素材を側面に、硬く透明度の高いポリカーボネート素材を背面に使用しているクリアケース、そして上から重ねて付けるポリカーボネート素材のバンパーが一式になったハイブリッドなケースです。
側面を二重にガードするので保護性能が高く、ウルトラハイブリッドと同様にポリカーボネートを背面に使用するので透明度も高いです。
特徴
- シンプルでスリムな透明ケース
- 側面はTPU素材、背面はポリカーボネート素材、さらにポリカーボネート素材のバンパー付き
- フチを高く設計してディスプレイとカメラを保護する安心設計
- サイドボタンは立体カバーに、コネクタ等の部分はカット
- 四隅にはエアクッションを施し衝撃を吸収
- 背面にポリカーボネートを使用することで透明度が高く、経年による変色の心配もない
- ワイヤレス充電対応
こんなあなたにおすすめ!
背面の透明度は高く、そして側面の保護性能をさらに高めたクリアケースでiPhoneをしっかり保護したい方におすすめです。
※iPhone11シリーズ向けは公式ストア限定販売品です
おすすめのSpigenクリアケース比較表
ここまでは、おすすめのSpigenクリアケースを製品別に特徴をまとめてお伝えしてきましたが、ポイントとなる部分をまとめた比較表でも違いを見比べてみましょう。
製品名 | 側面素材 | 背面素材 | ドットパターン | 米軍MIL規格取得 | スタンド付き | ワイヤレス充電 |
---|---|---|---|---|---|---|
リキッドクリスタル | TPU | TPU | 有り | × | × | ◯ |
ラギッドクリスタル | TPU | TPU | 有り | ◯ | × | ◯ |
ウルトラハイブリッド | TPU | ポリカーボネート | 無し | ◯ | × | ◯ |
ウルトラハイブリッドS | TPU | ポリカーボネート | 無し | ◯ | ◯ | ◯ |
クリスタルハイブリッド | TPU バンパーはポリカーボネート |
ポリカーボネート | 無し | × | × | ◯ |
販売価格は対応するスマホや時期によっても変動しますが、概ね以下の順に高くなっていくとお考えください。
- リキッドクリスタル
- ラギッドクリスタル
- ウルトラハイブリッド
- クリスタルハイブリッド
- ウルトラハイブリッドS
最も安いリキッドクリスタルシリーズと最も高いウルトラハイブリッドSシリーズの販売価格差はざっくり1,500円ほどです。
なお、ここではiPhone11シリーズ向けのモデルを例に比較しています。モデルによって一部内容が異なることもありますので、詳細は各商品ページもチェックしてください。
今すぐチェック
Spigenクリアケースの選び方
ここまでSpigenのクリアケースの違いを解説してきましたが、「結局どのクリアケースを選んだらいいのかわからない」というあなたには、独断と偏見で以下の通りおすすめします。
リキッドクリスタルがおすすめ。
クリアケースの主要シリーズで最も安く、シンプルで余計な装飾もなく使いやすいケースです。
ウルトラハイブリッドがおすすめ。
ドットパターンは施されておらず、背面には丈夫で透明度の高いポリカーボネート素材を使用しているので透明感を長期的に楽しめます。側面にはTPU素材を使用しているので持ちやすさや操作感も良いケースです。
クリスタルハイブリッドがおすすめ。
クリアケースとバンパーを重ねて装着することで、衝撃吸収や耐久性能がさらに向上したケースです。
Spigenのクリアケース比較まとめ
この記事では、「Spigenのクリアケースは何が違うの?」という疑問に対し、おすすめのクリアケース(シリーズ)の違いや選び方を解説しました。
細かな違いはありますが、そもそも大前提としてSpigenはどれもしっかりと作り込まれた品質の良いケースなのでご安心ください。
パット見は同じクリアケースのように見えても、実際に手に取るとその違いはしっかりと感じます。ご紹介した内容を参考にしていただき、あなたの好みのクリアケースを選んでみてください。