『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』を読んだのでレビューします。
仕事に対する8人の考え(仕事術)が詰まっています。
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本書は8つの章から構成されていて、8人の著者が自らの「仕事術」について語っています。著者8人もフリーランスから会社経営者まで揃っているため、様々なビジネスに対する考え方を知ることができます。
「仕事術」の中身は、キャリア・人脈・企画・お金・マーケティング、そして起業という6つ視点から構成されています。8人もいると、やはり自分がこれまで考えてきたことと一致していて納得できる内容もあれば、そういう考え方もあるんだなという新たな考え方に出会ったりと、面白かったです。
逆に各章が独立していますので、一冊を通して終始一貫したような主張はありません。
印象的な言葉
これからの時代は 、 「一生モノのキャリアを目指さない 」という新しい発想からキャリアを考えていくことも必要だと思うのです 。これをあえて言葉にするなら 、 「キャリア ・スライディング 」です 。ひとつの職種に限定せず 、ひとつのスキルに集中せず 、一生涯のうちに 、複数の仕事に従事し 、複数の肩書を持って働くというスタイル 。
安藤美冬さんの言葉です。働き方がどんどん多様化している現代社会において、僕も同じようなことを思っており、上手くまとめられていました。今後も変化は続いていくと思いますので、このようなスタイルはさらに広まっていくはずです。
会社を辞めてから決めたことのひとつに、「長期的なキャリアは考えない 」というものがありました 。変化の早い時代 、長期計画はあまり意味をなさないからです。
同じく安藤美冬さんの言葉ですがこれも同意。これだけ変化が早いと10年や20年先にどうなっているかなんて想像しきれません。長期ビジョンなんて考えず、「やりたいことがあればすぐに行動、そして変化には柔軟に対応していく」、そうシンプルに最短距離で実践していきたいと僕は思っています。
今回は印象的な言葉を一部引用させて頂きましたが、他7人の著者もそれぞれの視点から仕事術を語っています。様々な人が語っているからこそ、会社員・フリーランス・経営者、どの立場の人でも面白く読み進めることのできる一冊だと思います。